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                                                                                                                                                                                                                                                                                         2011年 7 月 

神奈川キノコの会の本年最初の屋外勉強会、真鶴半島は今にも雨になりそうな空模様、しかし何とか最後まで保ってくれた。長袖が恋しいような涼しい一日であった。今にも崩れそうな華奢な姿のキノコ。

        ザラエノヒトヨタケ(ヒトヨタケ科)
神奈川県
真鶴町
2011-6-26
地面近くの埋もれた腐枝から散生していた。傘の色は梅鼠色をしている。他のナヨタケ類に較べ微妙に違った独特の色調をしている。柄は傘と同系列で下方に細鱗片をつけている。

        ハイイロイタチタケ(ヒトヨタケ科)
神奈川県
真鶴町
2011-6-26
真鶴半島にはマツの大木が多い、伐採した松の切り株から多数発生していた。小型種も多数群生すると鮮やかに映る。襞はお互いに脈連絡している。 下のものはコツブザラツキシマコブタケーHypoxylon sp. ー(三村仮称)

        ヒメカバイロタケ (キシメジ科)
神奈川県
真鶴町
2011-6-26
真鶴半島にはマツの大木が多く、この種も多く見られる。半ば枯れかかった大樹に発生している。下面は硬く管孔は見られないがやがて大きな穴が開き胞子を飛ばす。魚の干物臭がある。

        ヒトクチタケ(多孔菌科)
神奈川県
真鶴町
2011-6-26
カシ類の枯枝に3〜7mm大位の敷石状のものが発生していた、背面は白から薄いにっけい色状ですりこ木状の模様が生じている。KOH Aq でやや褐色。

      カタウロコタケ(ウロコタケ科)
神奈川県
真鶴町
2011-6-26
傘の径は4〜7mm程度で基部で腐木に付着する。襞は粗く黄色〜褐色外側には微毛がある。普通に存在する。

      チビマルミノチャヒラタケ(仮称)(チャヒラタケ科)
神奈川県
真鶴町
2011-6-26
今年度最初の平塚キノコの調査会、曇りなのだが30℃で蒸し暑い、傘径1cm位のものに混じって大きめのものが生えていた。この種らしからぬ1本。
       ハグロチャツムタケ(青木仮称)(フウセンタケ科)
平塚市
琵琶青年の家
2011-6-23
毎年この時期同じような場所でみうけられる。管孔は汚白色、上生している、柄は黒色燐片。
     
       スミゾメヤマイグチ(イグチ科)
平塚市
琵琶青年の家
2011-6-23
6月5日(日)横浜市民の森の菌類の観察の際に見つかる。家に帰って写真を確認してわかった。 
子実体は椀形、子嚢盤の片側が基部まで裂けその縁は幾分内側に巻き込まれているのが(写真の手前部分に3個ばかりあるのが)解る。肉眼的には Otidea属の特徴の一つではないかと考える。Otidea属に関しては大谷吉雄氏がTrans.Mycol.Soc.Japan 1969.Vol.\,NO.3で10種の報告があり、又最近地下生菌に進化したOtidea属菌 Otidea subterranea R.H.Healy & M.E..2009; Mycol 113(8):860(2009)が北アメリカより報告されている。神奈川県では未だ数種しかみつかっていない、珍しい。    (6月17日UP)
         オチデア属 sp. (ピロネマキン科)
横浜市
新治市民の森
2011-6-5
先週28日に新治を歩いた時は至る所にハタケシメジの群生が見られた。ところが梅雨の前に公園の草刈がなされハタケシメジは何時もの場所には影形さえ見当たらなかった。…公園は綺麗に散髪されたが…。

         ベニヒダタケ(ウラベニガサ科)
横浜市
新治市民の森
2011-6-5
梅雨時に入ると毎年おなじ所に発生する内のキノコの一つ。堆肥として何時も馬糞が積んである。畑に入らないように注意を払い馬糞の中に三脚をたてての撮影、今日は天気なので、馬糞に汚れずに撮ることが出来た。柄にはツバの跡が見られる。城川先生有難うございました。(6/23 訂正)
         ジンガサタケ(ヒトヨタケ科)
横浜市
新治市民の森
2011-6-5
上記ジンガサタケとほぼ同じ場所に発生していた、傘はほぼ平らに開き、柄はひび割れている。先生より上のものとは異種とのご指摘を頂いた。(6/23 訂正)

         ヒトヨタケ科 sp. (ヒトヨタケ科)
横浜市
新治市民の森
2011-6-5
今年になって初めてのイグチ類、それも新鮮なものである。針葉樹と広葉樹の混合林、昨年コノハシメジが群生してでた所に近い。1本だけである。管孔部に触れるとすぐに青変する。

         イロガワリ(イグチ科)
横浜市
新治市民の森
2011-6-5
子嚢菌は今がかき入れ時である、今日は中型子嚢菌にポイントを絞った、その最初に見つかったのがこの菌である。他のノボリリュウタケの仲間よりはまれ。新治では過去10年間に2回しか見つかっていない。種名は原色日本新菌類図鑑では「クロノボリリュウ」となっているが、山渓他を採用した。
          クロノボリリュウタケ(ノボリリュウ科)
横浜市
新治市民の森
2011-6-5
梅雨の連休日、湿度が少し高めだが、まあまあのキノコ日和、種類も出始めた。この種の標準形だろうか。傘の表面は繊維状鱗毛の覆われている。

          ムジナタケ(イタチタケ科)
横浜市
新治市民の森
2011-6-5
今年は半月ばかり遅れて土から顔を出した。まだ胞子も未熟である、柄は無い。フジイロチャワンタケ(P.michelii)は短い柄があるかないかである。

           フジイロチャワンタケモドキ(チャワンタケ科)
横浜市
新治市民の森
2011-6-5
未だ若い子嚢菌である。中はゼラチン質でコンニャク状の口当たりががする。外被を取り除きさっとゆでて黒蜜やきな粉をまぶして、デザートにもなる。これを採っているヘルシーなひともいる。

         オオゴムタケ(オオゴムタケ科)
横浜市
新治市民の森
2011-6-5
先週は雨に打たれて無残な形をしていたが今日は子嚢盤を空に向けて思い切り胞子を出している。ノボリリュウタケ属の子嚢菌の中で紡錘形をしているので判別し易い。

        ナガエノチャワンタケ(ノボリリュウ科)
横浜市
新治市民の森
2011-6-5
あまり見かけない地上性のきのこ、傘径1cm位、帯紫暗褐色、放射状に浅い条線がある中央は窪み中心に突起がある、柄約2cm中空、襞は粗く幅広い、襞の縁には暗赤色の縁取りが見られる。担子胞子は9〜11×6〜8μm楕円で五〜六角形大きな油点がある。検鏡からはアオエノモミウラタケと類似する。
        アオエノモミウラタケ近縁種(イッポンシメジ科)
   
横浜市
新治市民の森
2011-6-5
腐木の薄暗い場所に半ば群生していた。傘は暗灰褐色で先の尖った刺が多数付着している、柄も同様な刺に覆われている。今時分から秋ごろまで発生する。

         クロヒメオニタケ(イタチタケ科)
小田市
入生田
2011-6-2
5月28日横浜の新治では多くのキノコが見られた。数日前の梅雨の入りで期待したが、見事裏切られた。アオキの落枝、落葉上、樹上で枯死した枝葉から発生する。群生をしていた。

         アオキオチバタケ(ホウライタケ科)
小田市
入生田
2011-6-2